SEIKO ロードマーベル 36000 10振動 修復しましょ
2013.02.13 Wednesday
ロードマーベル36000 10振動 (LoadMarvel36000)
「5740・8000 」
SEIKOが国内初としてハイビートの10振動を出したモデル
36000の名の通り(1時間辺り36000振動)1秒間に10振動する高振動ムーブメントを搭載しています
10振動なので、秒針はチッチッチではなくツーッて感じ
一見すると電池式のようにも見える 見てて気分の良い秒針です
しかし
けっこう年季が入っています・・・(^-^;
元々ロードマーベルは、普及モデルのマーベルの上位に位置する高級モデル
しかし、1960年に発売されたグランドセイコー(GS)の登場で準高級機となったシリーズ
写真のロードマーベル36000は最終モデルです
発売期間は1967〜1978年
製造年・・・・
発売開始が1967年なので製造番号から察するに1967年製造
「7N24・・」なので
読み取り方は「6O9949」なら1976年てこと
2桁目は数字でなくアルファベット
モデルナンバーの「5740・8000 」は、前半4桁がムーブメントの形式
後半4桁がケースの形式を示してます
1969年にクォーツ時計アストロンが発売され、quartz時代が・・・
そんな中フラグシップであったグランドセイコーも1975年で製造終了・・・
しかしこのモデルは1978年まで販売されていたのです・・・
能書きはこの辺りまでとして、年季の入ったケースと風防をリフレッシュ!!
で分解。。!!
23石のムーブメント
これって世界一だよね
心臓部のテンプ(左側、ピンク色の ルビーを中心にした金色の円)
テンプとは柱時計の振り子に相当する心臓部なのです
ロードマーベル36000はこれを通常の時計の倍の速度で動かし高精度を維持している
しかし・・・・
これには機会に大変な負荷がかかります・・・・
このためにテンプが小さくなっているのです
さらにこの駆動のためゼンマイや潤滑油に至るまでこのモデル用の特別製
潤滑油に至っては二硫化モリブデン(エンジンオイルの極圧添加剤にするアレだ)とかを使っていたらしい・・・
要するにエンジンのピストン摩耗を防ぐという添加剤のモリですネ スゲー時計(^-^)
ちなみにオシドリは竜頭の内側方向にある小さな丸いボタン。
前回のオーバーホール?
文字盤は
この風合いとロゴの具合が好きです
平面プリントでないところが特に!!
ケースと風防はポリッシュ仕上げを行い小キズ取り
その後ケースは再メッキ(金メッキ)を施す
↑
これ始めると寝るのは深夜・・・(ていうか早朝かも。。。(^-^;)
洗浄後に金メッキを施したケース他
ブレスは社外品でSS
裏蓋も大まかに磨きを入れて・・・・
ムーブメントを再組込み
完了!!! 日差は平置き目視実測計測で15秒差程度
大満足!!
この輝き(^^)v
気が付く人は気が付いたと思うけど・・・
竜頭は元のが破損したので、ピッタリなシチズン製
このままでも違和感はないけど、何れオリジナルのデットストックあたりに戻しましょうか・・
クロコの黒ベルトでも付けて・・・
シンプルなノンデイト
視認性が良く、素敵な風合いです
耳を当てると急ぎ足の機械音♪♪
小さな体の中で生命が息づいているが如くです
「5740・8000 」
SEIKOが国内初としてハイビートの10振動を出したモデル
36000の名の通り(1時間辺り36000振動)1秒間に10振動する高振動ムーブメントを搭載しています
10振動なので、秒針はチッチッチではなくツーッて感じ
一見すると電池式のようにも見える 見てて気分の良い秒針です
しかし
けっこう年季が入っています・・・(^-^;
元々ロードマーベルは、普及モデルのマーベルの上位に位置する高級モデル
しかし、1960年に発売されたグランドセイコー(GS)の登場で準高級機となったシリーズ
写真のロードマーベル36000は最終モデルです
発売期間は1967〜1978年
製造年・・・・
発売開始が1967年なので製造番号から察するに1967年製造
「7N24・・」なので
読み取り方は「6O9949」なら1976年てこと
2桁目は数字でなくアルファベット
モデルナンバーの「5740・8000 」は、前半4桁がムーブメントの形式
後半4桁がケースの形式を示してます
1969年にクォーツ時計アストロンが発売され、quartz時代が・・・
そんな中フラグシップであったグランドセイコーも1975年で製造終了・・・
しかしこのモデルは1978年まで販売されていたのです・・・
能書きはこの辺りまでとして、年季の入ったケースと風防をリフレッシュ!!
で分解。。!!
23石のムーブメント
これって世界一だよね
心臓部のテンプ(左側、ピンク色の ルビーを中心にした金色の円)
テンプとは柱時計の振り子に相当する心臓部なのです
ロードマーベル36000はこれを通常の時計の倍の速度で動かし高精度を維持している
しかし・・・・
これには機会に大変な負荷がかかります・・・・
このためにテンプが小さくなっているのです
さらにこの駆動のためゼンマイや潤滑油に至るまでこのモデル用の特別製
潤滑油に至っては二硫化モリブデン(エンジンオイルの極圧添加剤にするアレだ)とかを使っていたらしい・・・
要するにエンジンのピストン摩耗を防ぐという添加剤のモリですネ スゲー時計(^-^)
ちなみにオシドリは竜頭の内側方向にある小さな丸いボタン。
前回のオーバーホール?
文字盤は
この風合いとロゴの具合が好きです
平面プリントでないところが特に!!
ケースと風防はポリッシュ仕上げを行い小キズ取り
その後ケースは再メッキ(金メッキ)を施す
↑
これ始めると寝るのは深夜・・・(ていうか早朝かも。。。(^-^;)
洗浄後に金メッキを施したケース他
ブレスは社外品でSS
裏蓋も大まかに磨きを入れて・・・・
ムーブメントを再組込み
完了!!! 日差は平置き目視実測計測で15秒差程度
大満足!!
この輝き(^^)v
気が付く人は気が付いたと思うけど・・・
竜頭は元のが破損したので、ピッタリなシチズン製
このままでも違和感はないけど、何れオリジナルのデットストックあたりに戻しましょうか・・
クロコの黒ベルトでも付けて・・・
シンプルなノンデイト
視認性が良く、素敵な風合いです
耳を当てると急ぎ足の機械音♪♪
小さな体の中で生命が息づいているが如くです